2011年12月25日日曜日

テニス日記(38) 2011年12月24日テニスオフ参加(シングルス)

一か月ぶりのテニスオフ(中上級シングルス)です。まずは、戦績を。

立川(オムニ) 2-6, 6-4, 6-3

2勝1敗です。通算成績は76勝51敗です。第2シーズンの成績としては、15勝12敗です。



2011年11月30日水曜日

テニス日記(37) 2011年11月27日テニスオフ参加(シングルス)

本日のテニスオフの後、ちょっとした決意をしました。

小金井(オムニ) 5-6, 6-1
世田谷(クレー) 4-6, 2-6, 7-4(TB), 5-7(TB)

2勝4敗です。74勝50敗です。第2シーズンの成績としては、13勝11敗です。

実は、今日のテニスオフの後、しばらく、シングルスのテニスオフに出るのをやめることにしました。と言っても、テニスをしないのではなく、ゲームをせずに練習をするということです。

今のテニスでは、バックハンドはともかくとしても、フォアハンドは、試合で使えるものではありません。ごまかしながら、120試合以上してきたのですが、相手のミスを期待できないレベル(中上級)では、”こわごわ”のフォアハンドでは、勝てないか、勝てても満足のいくゲームにはならないのです。

ゲームをたくさんすることで、自分の実力は分かってきましたし、課題も分かってきました。まずは、この課題をこなし、ゲームで使えるフォームをしっかりと固めたいと思います。

実は、課題のフォアハンドグランドストロークでは、①テイクバックでラケットを左手で持つ、②スイング中では右肘を伸ばさない(常に曲げている)などの点に注意することで、かなり理想的なフォームで打てることが分かっています。

簡単な球出しボールで、このフォームを体に覚えこませることが、まず、大切です。次に、コート上でのいろいろなボールに対しても、基本が同じフォームで打つ練習をします。

それができるようになって、いよいよ、再度、シングルスゲームに再度参戦・・・の予定です。

2011年11月26日土曜日

テニス日記(36) 2011年11月26日テニスオフ参加(シングルス)

覚悟はしていましたが、中級から中上級に参加レベルをかえてから、戦績はどんどん悪くなっています。

住吉(オムニ) 0-6, 2-6

2試合は同じ方ですが、全く歯が立たず、簡単に2連敗です。通算成績は、72勝46敗です。第2シーズンの成績としては、11勝7敗です。この方は、中上級が相手であればほとんど負けない(上級だと勝ったり負けたり)と言っておられましたので、まあ、つまり、上級なのだと思います。

が、それにしても、勝てません。

勝てない理由は、しかし、明らかに自分の方にあります。いわゆる、アンフォースドエラーが多いからです。

2011年11月25日金曜日

テニス日記(35) 2011年11月24日テニスオフ参加(シングルス)

錦糸町(オムニ) 1-6

0勝1敗です。通算成績は、72勝44敗です。第2シーズンの成績としては、11勝5敗です。

2011年11月21日月曜日

テニス日記(34) 2011年11月23日テニスオフ参加(シングルス)

今回は、11月21日に書いています。

23日のテニスオフ(シングルス)では、次の点に注意して臨もうと思っています。

①飛んできたボールに合わせてテイクバックすること。ボールがバウンドするタイミングでフォロースルーを開始する。
②脇を締めて、体の近くでラケットスイングをする。
③インパクトでボールを見て、その後はボールを目で追わず、相手を見る。
④インパクト点を体の前(ネット側)におき、テイクバックを小さく、フォロースルーを大きくとる。
⑤ボールと体の距離を、フォアハンドは右足で、バックハンドは左足で取る。ボールを打つための体の回転を、フォアハンドは右足を、バックハンドは左足を軸にする。

結果は、また、ここに追記します。(11月21日・記)

・・・ということで、11月23日のテニスオフ結果です。

狛江(ハード) 4-3, 4-2, 1-4

2勝1敗です。通算成績は、72勝43敗(.626)です。第2シーズンの成績としては、11勝4敗(.733)です。

1-4と言っても、競った1-4もあれば、完敗の1-4もあります。今日の1-4は完敗の1-4です。あるレベル以上の相手だと、全くテニスにならない…。先日から、そのことで頭を抱えています。

勝てないという以前の問題で、テニスにならないのです。ポイントがほとんど取れない。

ボールを打つフォームなどといった、基本的な話ではなく、試合の仕方というようなものを考えなくてはなりません。具体的に言うと、「飛んできたボールに対してステップワークで近づき、正しいフォームで厚い当たりで相手にボールを返す」という基本がきちんとできるようになるということです。

この、きちんとできる、ということが大切です。きちんとできるということは、時々できるということではありません。相手からのどんなボールに対しても(やっとのことで届いたボールだけは例外)、この基本通りにボールを打つということです。

振り返ってみると、私のテニスは、なんといい加減なのかと思います。上の基本ができているのは、10球に数球程度でしかない。これでは、この基本通りにプレーする相手に、勝てるわけがありません。勝てるどころか、まともに戦うことができないのです。

ましてや、この基本を身に着けているうえに、さらにボールに変化を持たせることができるプレーヤには、もう、全く試合にもなりません。一方的にやられて終わり…です。

幸い、私は、ボールマシンを持っていますので、打ち込みができます。まずは、球数をこなして、この、基本通りのストロークができるようになるまで、体がそれを覚えこむまでは、トレーニングが必要なようです。

2011年11月20日日曜日

テニス日記(33) 2011年11月20日テニスオフ参加(シングルス) その2

本日2回目のテニスオフです。中上級に挑戦です。
立川 0-6, 2-6, 4-1
1勝2敗です。通算成績は、70勝42敗(.625)です。第2シーズンの成績としては、9勝3敗(.750)です。

1勝2敗とはいえ、完敗に近い内容でした。同じテニス(シングルス)なのに、午前中とは全く違う競技をしているかのようでした。

中級と中上級はここまで違うものなのか、というぐらい、相手についていけていないゲームでした。おかげで(?)、午前中よりも、はるかに学ぶことが多いゲームでした。負けた試合からは学ぶことが多くあります。

今日一番学んだことは、フォアハンドにしても、バックハンドにしても、サーブにしても、ボレーにしても、脇を締めて、体に近いところから腕を出して、体の前の方でインパクトをするということです。脳内イメージ表現ですが、「体が締まった感じ」です。体が、一本の棒のようになります。ラケットが体に巻き付いて出てゆき、インパクトで腕が前に出ていきます。

女の子のもじもじポーズからペンギン打ちです。しかも、打点は前でなくてはなりません。これにより、テイクバックは小さくなりますが、逆に、その分、フォロースルーは大きくなくてはなりません。

なぜ、そのようなスイングが大切か?

これは、「強い球」を打つためです。強い球を打たなくてはなりません。

テイクバックで体が締まると、その分、強い球が打ちやすくなります。大きなテイクバックは不要です。厚い当たりと大きなフォロースルーだけが必要です。

テイクバックを早くすることはもちろん必要ですが、ボールを呼び込んで、打点を前でさばき、インパクトで厚くボールを打つことが大切です。テイクバックが小さいのですから、振り遅れることを心配する必要はありません。それよりも、厚くインパクトを取って、大きくフォロースルーすることです。ボールを打つ方向に、しっかり、フォロースルーを取るのです。打点は前です。前で、しっかりと、ボールをさばきます。

サーブの場合も同じです。脇を締めて、体のそばからラケットを出し、前の方でボールを打ちます。脇を締めるということは、テイクバックでは、ほとんど腕を使わない脳内イメージです。

さらに、とても大切なことがあります。

それは、中級クラスの相手の場合でも、これを守らなくてはならないということです。

中級が相手の場合は、ここまで脇を締めなくても、ポイントを落としません。脇をあけると、ある程度、自由にボールを打つことができます。体とボールの距離を、多少、いい加減にすることが許されます。楽をして打てます。

が、そこに、落とし穴があります。

テニス日記(32)に、中級者相手のあるゲームで、4本ともノータッチエースに近いポイントでゲームを取ったと書きました。これから、もし、中級者とゲームをするのであれば、私は、脇を締めたプレーで、常にエース級のポイントを狙わなくてはなりません。

大きくテイクバックを取り、スピンの効いたボールを打つプレーヤーであれば、中級相手にボールの勢いで押し切ってしまうでしょう。私の場合は、そうはいきません。

私の場合は、中級者のボールは、中上級者の打ってくれたチャンスボールだと考えて、厚い当たりで深く厳しいコースにボールを打ちこむのです。相手のボールに合わせて、ゆっくりと打っている場合ではありません。それでは、中上級者には、歯が立ちません。

これは、サービスリターンでも同じです。中級者のサーブをリターンする際には、ただ、相手のコートに返してはダメです。コースを狙い、厚い当たりで深いリターンを打つのです。絶対に、楽をしてはいけません。

テニス日記(32) 2011年11月20日テニスオフ参加(シングルス) その1 ~「基本三原則」

間に出張が入ったのです、1週間ぶりのシングルスオフです。
狛江(ハード) 4-2, 4-0, 4-3, 4-1
4勝0敗です。通算成績は、69勝40敗(.633)です。第2シーズンの成績としては、8勝1敗(.889)です。

勝った試合からは学ぶことが少ないと言いますが、確かにそうで、何を学んだらよいのかよく分かりませんでした。取り立てて自分がよいとは思いませんが、ではどこがまずかったのかと言われると、なんとなくよく分からないというところです。

今日、一番苦戦した4-3のゲームは、1-3からの逆転でした。前の試合との間に少し時間があったのですが、そういうケースで、ゲーム開始後しばらくの間、「ゲームの中に入り込む」のに時間がかかることがあります。今日の課題(学んだこと)と言えば、この点でしょうか。

結局とのところ、①まず、足を動かして、ボールとの距離がよいところにポジションする(ステップワーク)、②テイクバックを早く引く(ステップワークと並行してラケットを引く)、③インパクトではボールを見て、その後、(自分の打ったボールを見ずに)相手を見る、というこの「基本三原則」を守れということに尽きます。

最後のゲームで、2-0から、4本連続でノータッチ(またはそれに準ずる)ボールでゲームを取ったことがありました。これは、上の三原則が全て守れた時です。もちろん、2-0で勝っていて余裕があった~できたことではありますが、三原則が守れていれば、私のタイプ(=メシールのタイプ)のテニスでは、相手の手の届かないところにボールを打つチャンスが出てくるということです。

このスタイルを、早く確立して、ワンランク上にしっかりと進みたいものです。

2011年11月14日月曜日

テニス日記(31) 2011年11月13日テニスオフ参加(シングルス)

今日は、3か所でのシングルスオフでした。
小金井(オムニ) 6-1
大井(オムニ) 5-6, 6-2
亀戸(オムニ) 6-1, 6-3
4勝1敗です。通算成績は、65勝40敗です。第2シーズンの成績としては、4勝1敗です。

100戦目のテニスオフを勝率.610で終わり、次の100戦が始まりました。体力は持つだろうかという不安はありますが、これから寒くなるので、炎天下で体力と集中力が大幅に奪われたあの8月や9月よりはずっと楽でしょう。中~中上級に参加する限りは、.666(2勝1敗ペース)から.750(3勝1敗ペース)程度に目標を置きたいと思います。

さらに、この冬は、機会があれば中上級~上級にも挑戦してみたいと思っています。自分のレベルが上級だとは思えないのですが、高いレベルのプレーヤーとの試合は、自分の技術を引き出してくれます。ゲームをすることで、自分自身がレベルアップできるのです。同時に、課題もたくさん見えてきます。これは、中級者との対戦では得られない、貴重な経験です。中上級~上級に参加するのであれば、目標は1勝1敗ペースでもよいと思っています。

今日の1敗(大井)は、前回、品川で0-6で負けた相手でした。きちんと調べたわけではありませんが、シングルスオフの100試合で、0-6で負けた試合は、数試合だけだと思います。また、全く歯が立たなかった印象がある相手は2、3名程度です。

この方は、全く相手にならなかった数名のうちの一人です。今回は、自分がどの程度成長したのかを試してみたいという気持ちから、数か月ぶりに再挑戦してみました。

2-5までは、かなり一方的な感じのゲームでした。これでは、以前よりは少しましになったとはいえ、実は、目に見えるほどの上達はしていなかったのかなと思ったのですが、ここからの3ゲームは、自分でもまずまず納得できるものでした。

当然ですが、相手は、単純なミスをしてくれるような方ではありません。こちらも、エース級のボールを打てるほどの技術はありません。

私にできることは、ミスをしないように気を付けながら、深く重いボールを打ち、チャンスを待つことだけです。チャンスがあれば、しっかりと攻め込むのです。逆に、攻め込まれた時は決して焦らず、自分からミスしない範囲で最善のボールを打ちこむ(無理をしない)のです。これができた3ゲームだったように思います。

その他は、テイクバックを早くとる、足をボールに合わせて動かす(ダンスのリズム!)、インパクトでボールをしっかりと見て、その後は自分が打ったボールを見ない(相手を見る)、体からラケットをできるだけ話さない(脇をあけない)ことなど、とにかく、基本に忠実ということだけを考えてプレーしました。

また、課題だった攻撃面も、少しずつですが、改善されてきています。アプローチショットを打ってネットに出る時も、とにかく深い球、低い球(スライスでのアプローチ)を打つことと、その後、しっかりと構える(自分の打ったボールを見ずに相手を見る)ことを意識しました。ボレーにおいても、インパクト時にボールを見るということが大切です。
もう一つ、大事なことがあります。それは、安易な相手コートに返すだけのボールを打たないということです。ハードヒットしなくてもよいですが、手がビビってしまったり、フォロースルーが小さくなったりすることで、短い(そして弱い)球を打ってはならないのです。ミスしないということと、安易なボールを打つことは違います。ぎりぎりを狙ったり、強い球を打ったりしなくても、「しっかりとした」ボールを、相手コートのサービスラインよりも後ろに打つことは、グランドストロークの基本です。

この基本を忠実に実行するために必要なことは、足運びです。フットワークというよりも、足の運びです。ダンスです。コート上のダンスです。リズムです。

べたっとかのそっとかいうイメージのあるメシールのテニスでダンス・リズムというのは、ちょっと意外かもしれません。しかし、メシールほど、美しいダンスのリズムでコートに立っていたプレーヤーを、私は他に知りません。メシールのテニスにとって、足運びは命です。生命線です。メシールのテニスは、足運びと上体の起こしが全てです。

今日の一番の収穫は、5試合を終えたところで、下半身がへとへとになったことかもしれません。最後の試合では、下半身に力が入らないぐらいに、ずっしりと重くなりました。
これは、私が、下半身を使ってプレーをしようとしたことの証拠だと思います。そのことは、自分でも評価しています。以前と比較すると、意識の重点が足運びに移っていることの表れだと思います。

しかし、実は、今日の、私の下半身を使ってのプレーは、それほど安定していなかったのです。アウトしたり、ネットしたり、下半身を使って打つ私のボールは、思うようなところには行きませんでした。これは、おそらく、足運びと、上半身との連動と、ボールをヒットするタイミングと、体重移動と、それらすべてが連動していなかったということだと思います。連動が完璧になれば、きっと私のテニスは、もっと安定するでしょう。もっと良いテニスができるようになると思います。

その意味では、私のテニス(メシールのテニス)は、やっとスタート地点に立ったのだと思います。ここから、メシールのフットワークを身に着けて、私はメシールのテニスへの道を、一歩ずつ進んでいくのです。

2011年11月12日土曜日

テニス日記(30) 2011年11月9日テニスオフ参加(シングルス)

今回も、仕事帰りオフです。

板橋(オムニ) 6-3, 3-6

これで、通算で61勝39敗になりました。実は、この2試合目が、私のテニスオフシングルスの100試合目でした。残念ながら、100試合目を勝利で終わることができませんでした(笑)。

100試合を終えて勝率はほぼ6割です。ここから、次の100試合を目指します。6割6分(2勝1敗ペース)を目指したいと思います。

さて、今日の収穫です。

今日の2試合目では、あえて、ボールを強く打たずに、ミスしないようにボールを打ち、攻めるタイミングを待って攻めるということに挑戦をしてみました。が、結果的には、うまくいきませんでした。ゆっくりとボールを運んでつないでいる間に、先に相手に攻められてしまうのです。

つまり、ミスをしないように(やさしい)ボールを打つのではだめなのです。

厳しいコースに打たなくてもよいですが、厳しいボール、強いボール、重いボールを打たなくてはならないということです。一球一球に、「意図」があるボールを打たなくてはなりません。「意図」のないボールを打ってはなりません。その中で、相手に甘い球を打たせて、そこから攻めていくのがメシールのテニスです。

強いボールは、速いボールではありません。あくまで、力強いボールです。

そのために、一度、自分のボールの打ち方を見直してみました。

その結果分かったこととしては、力強いボールを打つためには、安定したフォームが必要だということです。安定したフォームとは、一言でいうと、脇が開かないということです。

脳内イメージなのですが、自分の中では、「脇を締めすぎ」のペンギンフォームが、ちょうどぐらいだということが分かってきました。腕を体に近づけて脇を締め(すぎ)る打ち方。これは、言い換えると、腕ではなく、体の回転でフォワードスイングをするということです。腕を使い始めるのは、フォワードスイングの後半だけです。前半は、ペンギンフォームで脇を締め、体の回転だけになります。

これは、フォアハンドでも、バックハンドでも、同じです。

(ただし、ショートボールは別です。ショートボールは、テイクバックから腕を使わないと、ボールコントロールができません。体と腕を一体にすると、ボールコントロールを失います。)

ここからは、イメージなので、文章にしくいのですが、今回、このことを意識してから、ボールが「打ちやすくなった」のです。「ボールを打つのが楽しい」と言ってもよいかもしれません。

ボールが来るのを打つのが「とても簡単で、安定している」感じです。ボールが体に吸い込まれてくる感覚とでも言いましょうか。

うまく書けないのですが、体の前に、目の高さで、棒が垂直に宙に浮いている。その棒を照準にして、体をボールのそばに持っていき、体の中心線を棒に合わせて体を回転させてボールをヒットするようなイメージです。

コート上で、この感覚が体によみがえるまで、体がこの感覚でボールを待ち構えて打つことができるまで、どのぐらいの時間がかかるか。いや、コートに立ったら、最初の一球目からこの感覚になれるか。これが、私の次の課題になりそうです。

2011年11月7日月曜日

テニス日記(29) 2011年11月7日テニスオフ参加(シングルス)

仕事帰りオフです。荒川に行ってきました。
荒川(ハード・ナイター) 6-1, 6-5
通算成績は、60勝38敗になりました。

6ゲーム先取・ノーアドバンテージだったのですが、2試合目は5-5で40-40になり、「最後の一本」になったゲームでした。相手の方は(当然ですが)ファーストサーブを丁寧に入れてきた(つまり、サービスポイントは取りに来なかった)ので、まさに、どっちがとってもおかしくない最後の一本でした。私の悪いところでもあるのですが、1ゲーム目で勝っていたので、最悪負けても1勝1敗だと思うと、案外、最後の一本も緊張せずにプレーしたのです。本当はそれではいけないのです、。この最後の一本を絶対に取るという気持ちで取らなくては、たまたまとれたポイントでは価値は下がります。

さて、最後の一本はともかく、私がゲームの中でずっと考えていたのは、次の2点です。

①ラケットがボールをヒットするまでボールをしっかり見ること(その後は、ボールを目で追わず、相手を見ること。、)
②「いい球」を打とうとせず、相手のコートにボールを返すこと。

特に、②については、ある意味、私が目指すテニスでは、とても重要です。私が目指すテニスは、次のようなものです。

相手が打ってきたボールは、のんびりと、ゆっくりと、自分が打ちたい方向に打てばよいのです。自分の球が甘くて、相手が攻め込んでくる時は、小さなテイクバックでラケットを早く引いて、ボールをしっかり見て、厳しく(ノータッチのパッシングではなくてもよいので厳しく)打ちます。

相手のレベルがよほど高く、また、相手の打つボールがよほど厳しくない限りは、必ず、打てるはずです。それ以外は、のんびり、焦らず、のんきに打ったらよいのです。そして、打ちあいの中で、何かひらめいた時に、策を仕掛けます。ひらめくまでは、のんびりと打ち合ったらよいのです。あまりがちがちと厳しい球を打たなくても、のんびり打ち合えば、それで十分です。策を仕掛けるのも、急ぐ必要はありません。ボールをしっかりとみていれば、そんなにおかしな(簡単な)ミスはしないはずです。

2011年10月29日土曜日

テニス日記(28) 2011年10月29日テニスオフ参加(シングルス)

電車に乗って参加してきました。テニスオフシングルスです。
広尾(オムニ) 1-6, 6-0
通算成績は、58勝38敗(.604)です。

前回の課題(ラケットを左手でテイクバックすることとテイクバックのタイミングをボールに合わせること)については、意識しようと思ったのですが、1試合目のお相手はボールも展開も早く、とてもプレー中に確認することはできませんでした。2試合目は、ゲーム展開に余裕があったので、いろいろと考えながらのプレーでした。

はっきり分かったことは、テイクバックで左手を添えることで、ストロークは安定します。これは、明らかに有効です。最初はこわごわとボールを打っていたので、ミスにもつながりましたが、途中からコツがつかめて、安定してきました。こわごわ打つ方がミスをします。左手を添えてテイクバックをして、しっかりと大きなスイングで打った方が、安定したボールを打つことができました。


ただし(このあたりが難しいところですが)、自分が打てるよりも速い球を打とうとしても、ボールは不安定になるだけです。あくまで、自分の打てる範囲での速い球(しっかりした球)を打つことが肝心です。

相手のボールが比較的甘い場合でも、よほど浅い球でない限りは、私のフォアハンドでノータッチエースを取ることは難しいです。しかし、相手を振って、甘いボールを返させることはできます。自分のフォアハンドの、そのレベルを認識することが肝心です。相手に甘い球を打たせるぐらいのしっかりとしたフォアハンドのグランドストロークが、私の目指すところです。それは、こわごわ打っていては、逆にだめです。しっかりと(ただし、ノータッチエースをねらわずに)打つことです。

そのほか、いろいろと、再確認することがありました。

まず、サーブにしてもストロークにしても、また、アプローチショットにしても、どういうボールであれ、自分が打ったボールを目で追ってはいけません。基本中の基本ですが、あるレベル以上のボールを打つ相手に対しては、ボールを目で追っていては、絶対に対抗できません。ボールを打ったら、すぐに相手を見ます。相手の動きで、次のボールの準備をします。

テイクバックでラケットを左手で持つという癖は、スマッシュのときも有効です。また、サービスリターンでも必要です。上にも書きましたが、あるレベル以上になると、それを頭で考える(意識する)余裕はありません。体が覚えなくてはなりません。グランドストロークはもちろん、スマッシュも、サービスリターンも、ボレーも、常にフォアハンドで打つ場合は、左手がテイクバックをします。無意識にできるようにならなくてはなりません。

2011年10月26日水曜日

テニス日記(27) 2011年10月26日テニスオフ参加(シングルス)

平日の夜テニスオフ(中級シングルス)です。
板橋 6-3, 6-4
通算成績は57勝37敗(.606)です。


前回のブログ(テニス日記(26))で、テイクバックではラケットヘッドを落とすと書きましたが、これは、万能ではないことが分かりました。何のことはない、腰の高さよりも高いボールでは、テイクバックでヘッドを落とすことはどうしてもできないのです。(腰よりも低いボールについては、この理屈は使えます。)


もう一つ、前回のブログ(テニス日記(26))で、タイミングの取り方の重要性を書きました。腕を引くことでタイミングを取ると書きましたが、オンコートで試したところ、あまりうまくいきませんでした。(おかげで、試合は随分苦戦しました。)


今日、コート上で分かったことは、フォアハンドについては、テイクバックのタイミングの取り方です。ラケットを左手で持っておき、テイクバックで左手でラケットを引くことで、タイミングを取ります。右腕ではありません。右腕は、テイクバックでは、ほとんど仕事をしません。テイクバックの間の右腕の仕事は、フォワードスイングの準備をすることです。テイクバックは左手が行う、フォワードスイングは右手で行うと、作業分担を徹底するのです。


今回、改めて、私のフォアハンドは、飛んできたボールに対して、テイクバックが遅いということが分かりました。したがって、今日は、(途中で気が付いたのですが)左手のテイクバックを飛んでくるボールに合わせて、遅れないように引くことを心がけました。


その結果は、まずまずだったように思います。最後の方は、この打ち方(テイクバック)により、フォアハンドでかなり強くボールをたたけたと思います。ただし、今日の相手は中級ですので、ボールが比較的浅いことが多かったからかも知れません。深くて厳しいボールが来た場合にどうなるかは、もう少し確かめてみないとわかりませんね。

テニス日記(26) 2011年10月25日テニスオフ参加(シングルス)

相手はコーチだったのですが、テニスオフです。
石神井(オムニ) 1-6
通算成績は、55勝37敗です。

フォアハンドおよびバックハンドのグランドストロークで、女の子モジモジから、グリップを体に近いところでテイクバックする打ち方。それに応じて、左肩が入ります。その際、より、体のそばをラケットが通過するためには、ラケットヘッドがテイクバックで完全に下を向く(地面の方を向く)イメージです。ラケットを重力のままに、ぶらんと下に下げてしまう感覚です。これは、テイクバックでの脱力にもつながります。ラケットヘッドが下を向くぐらいぶらんと脱力するのです。

この打ち方を試してみました。その結果は、うまくいく部分とうまくいかない部分がありました。

うまくいかない部分とは、「フォームはよいが、力加減とインパクトのタイミングがうまくいかない」ということです。特に、ラケットヘッドを地面に向けて下げるぐらいに脱力すると、力加減が調整しにくくなります。力加減が調整できないと、ボールを安定してヒットすることができません。では、どうすればよいか?

話は変わるのですが、もし、打ったボールが相手のコートに正確に入る確率が99%であるとすると、10回連続でミスをしない確率は、おおよそ90%となります。20回連続でミスをしない確率は、おおよそ80%です。

つまり、99%正確にコートに入るボールを打たなくてはならないということです。99%ミスをしないボールを打つ。これは、ボールとの距離感も、フォームもタイミングも、力配分も、すべてがパーフェクトでなくてはならないということです。多少の微調整はするものの、安定してボールをヒットせねばならないということです。

さて、本題にもどります。脱力フォームがよいとすると、あとはタイミングと力加減です。どうやってタイミングを取るか。

今日つかんだ感覚では、やはり、ボールが来るのに合わせて腕を引くことで、タイミングを取るのがよさそうです。ボールに合わせてテイクバックを取る(体を回転させて左肩を入れる)のは当然です。それに加えて、腕を引くことでタイミングを取るわけです。その際、右肘を曲げることで、ある程度の微調整ができるようにしておくとなおよさそうです。

安定したボールを打つために大切なのは、インパクトとフォロースルーです。安定したボールヒットは、テイクバックが作るのではありません。テイクバックは、安定したインパクト(=ボールヒット)のための準備でしかありません。ボールの安定感は、ボールをヒットする瞬間(インパクト時)に決まります。

上記のテイクバックを無意識にできるようにして、意識をすべてインパクトに持っていくようにせねばなりません。今は、まだ、テイクバックに意識が行ってしまっていますが、テイクバックは体で覚えることで、コート上では意識をすべてインパクトに持っていきます。目もインパクト時にはしっかりとボールを見ます。これが、安定した(99%)ストロークの肝となります。

このあたりは、さらに、オンコートで試してみます。いずれにしても、目標は、99%の確度でのストロークです。練習のときはミスしても気にならないので、つい忘れがちですが、それではいけません。練習の時から、99%で打ち返せるストロークを意識します。

2011年10月23日日曜日

テニス日記(25) 2011年10月23日市民大会とテニスオフ参加(シングルス)

市民大会に参加しました。
オムニ 2-8
あっさりと敗退です(涙)。さらに、通常のテニスオフ(シングルス)です。
府中(オムニ) 4-6, 6-4, 7-3(TB), 7-4(TB)
通算成績は、55勝36敗(.610)です。

まずは、市民大会についてです。相手の方は、今までの中級~中上級で対戦してきた方の中で一番上ぐらいの印象でした。中上級のトップぐらいのレベルでしょうか。

試合序盤から(おそらく疲れのせいで)足がきちんと動かなかったのですが、今のテニススタイルで足が重いと、本当に悲惨です。テニスにならないのです。足が動かないのは、もしかしたら緊張のせいもあるかもしれません。(今までのオフと比べると、”大会”ですから、多少の緊張はしました。)

相手が自分からミスってくれるようなレベルであれば、それでも勝ったりするのかもしれませんが、一定レベル(自分のレベル)より上になると、全く通用しません。それが、そのままスコアに現れている感じです。

足が動かず、かなりのミスをしたのが一番の敗因ですが、同時に、攻める手立てを持っていないというのがはっきりと、課題として浮かび上がりました。

あるポイントで、自分があまりミスが多かったので、慎重にボールをつないだのですが、こちらも攻めず、相手も攻めずになると、自分自身の「根気」が続かないのです。

自分がミスをしない範囲で最大限攻めるテニス。

守るのではなく、つなぐのではなく、やはり攻めるテニスをしたいのです。

そのためには、まずは、十分な余裕をもってストロークの打ち合いをせねばなりません。

いっぱいいっぱいのレベルでストロークをしていては、ミスをしない範囲で攻めることはできない。7割ぐらいの力で打ちあいながら、9割の力でポイントを取りに行くチャンスを探るのです。

打ちあっているときに9割以上のレベルを目指していては、ストローク戦にはなりません。相手が攻めてくることもあります。7割で打ちあっておいて、相手が攻めてきたときにも、そのポイントだけは9割で守りきる(パッシングかロブか、その他か…)という意識が必要です。

今までは、ストロークのフォームを考えながらのテニスでした。まだ、十分とは言えないですが、しかし、フォアハンド、バックハンド、ボレー、サーブ、スマッシュと、おおよそのフォームは身についたと思います。そろそろ、次の段階に進まなくてはなりません。ゲームで勝てるテニスを目指すのです。そのターニングポイントが来たのだと思います。

さらに、テニスオフです。ここで、私は、おそらく、自分の今後のテニススタイルを変えると思われる一つの発見と決意をしました。

それは、グランドストロークでは、フォアハンドもバックハンドも、グリップをへその前において、女の子モジモジポーズから、グリップが体のそばを通るようにスイングすること、スイングは下から上にあげることを徹底するということです。フォアハンドでは、モジモジポーズからのスタートを意識すると、自然にそこから左手をラケットに添えた状態でのテイクバックをすることになります。意識的に左手を添えなくても、自然にそうなります。左肩も、勝手に入ります。左肩を入れようと思う必要はないのです。


体のそばをラケットが通りながら下から上に打ち上げる感覚は、球出しで簡単にチェックできます。相手にボールを打って渡す時に、極端なぐらいに下から上にラケットスイングをしたらよいのです。

フォームそのものは、今まで書いてきたことと同じです。大切なのは、徹底するということです。

今まで、このフォームで打てる場合には打つ、そうでない場合は自由に打つ、と思っていたのですが、それが間違いでした。あらゆるボールについて、このフォームで打つこと。このフォーム以外では打ってはいけないということ、なのです。ボールによって打ち方が変わるから、私のボールは不安定だったのです。実は、どんなボールでも、すべて同じうち方で打たなくてはならなかったのです。

どんな場合でも、レディーポジションでグリップを体から離してはいけません。相手の球が速い時も、遅い時も、深い時も、浅い時も、低い時も、高い時も。すべての場合に、女の子のモジモジです。アプローチショットでも、ネット際の球さばきでも、同じです。すべてです。どんな時もです。

そして、どんな時も、ラケットは下から上に振り上げます。スイングでは、グリップは絶対に体から離してはいけません。体のそばを通らなくてはなりません。その結果、ラケットヘッドは、いつも「下の方」二あるようなイメージになるはずです。脳内イメージとしては、ラケットヘッドは常に腰よりも下にある感じです。この、「常に」というのが重要です。ボールによって打ち方が異なると、安定感がなくなります。

スイングが同じですから、インパクトも同じです。同じインパクトでボールを打ちます。インパクトはどこと考える必要はありません。打ち方が一定であれば、インパクトポイントは1点になります。それが、この打ち方のインパクトポイントです。インパクトが一定ならば、ボールへの力の伝え方も一定になります。相手の打つ様々なボールに応じて、インパクトが変わることもありません。したがって、ストロークは安定します。

注意するべき点は、テイクバックは、最低限で構わないということです。ボールが飛んできたら、よほど相手のボールにスピードがない場合を除いては、最低限のテイクバックを取れば、それで十分です。特に、フォアハンドは、ちょっとだけラケットを引くぐらいでも構いません。その代わり、グリップが体のそばを通るように振りながら、フォロースルーをしっかり取ります。スイングはゆっくりでもよいです。心配いりません。この打ち方で、十分です。

この打ち方をすれば、ボールの方向は自由自在です。フォアハンドも、バックハンドも、クロスでもストレートでも、そして逆クロスでも、好きな方向に打てます。

はたから見ていたら、こんなに雑な打ち方はないでしょう。やる気のなさそうな打ち方はないでしょう。でも、それでよいのです。それが正解です。

相手の球によって、打ち方を変えてはいけません。繰り返しになりますが、どんな球のときも、この打ち方でよいです。ボールによって打ち方を変えないことが大切なのです。

考えることは、この打ち方ができるところに体を移動させることです。相手の球が速くない限りは、それは問題ないでしょう。相手の球が速い場合は、でも心配ありません。何しろ、テイクバックは小さくてもよいのですから。また、相手に振られて走らされた場合には注意が必要です。走らされてバランスを崩されても、それでも、このうち方を、最大限、変えてはいけません。脇を開いて打ってはいけません。ぜったに脇を開けてはいけません。走らされた場合でも。

スイングに力を入れる必要はありません。ただ、インパクトの瞬間には、しっかりと力を入れましょう。また、インパクトでは、しっかりとボールを見ましょう。

この、インパクトでの力の入れ方が、もう一つのミソです。この打ち方は、インパクトの瞬間に勝手に力が入るのです。本来、テニスで最も難しいのは、インパクトの瞬間に一定の力でボールをヒットすることです。この力がうまくボールに伝わらないと、きちんとしたボールを打つことができません。脇が開くと、微妙な力の入れ具合が、なかなか安定しません。インパクトでの力の入れ方がばらつくと、ボールは不安定になります。相手のボールは、速かったり、遅かったり、深かったり、浅かったりするのですから、一定の力でボールをヒットするのは、実は簡単ではありません。どのようなボールに対してもこの打ち方をすることで、ボールをヒットする力も一定にすることができます。これは、メシールのグランドストロークで最も重要な点の一つです。

この打ち方では、テイクバックでは、力を抜いても大丈夫です。抜いておいた方が、インパクトで力が入りやすいです。その結果、はたから見ると、雑な打ち方にも見えるでしょう。しかし、インパクトでボールに力が乗れば、あとは、コースを狙うだけです。

メシールのグランドストロークは、なぜあんなにいいか加減なのか。これは、実は、こういう疑問であるべきだったのです。メシールのグランドストロークは、なぜいい加減に打っても問題がないのか。問題はないのです。この打ち方によって、どんなボールにも同じスイングで対応でき、同じ力の入れ方でボールが打てるのですから。しかも、打ちたい方向に、高い精度で打つことができます。アウトするか、ネットするかと心配しながら打つこともありません。

こんなに良いこととはありません。これが、メシールのグランドストロークです。

あと一つ。この打ち方を、相手によらずに徹底できるかどうか。これは、自分に対する自信と信頼の問題です。相手が格下だと思えたら、おそらく、躊躇なく、この打ち方ができるでしょう。しかし、書く上のような気がしてしまったら、怖くて、こんな打ち方は難しいかもしれません。

しかし、自信を持つことです。自分を信頼することです。(メシールのスタイルを信頼することです!)この打ち方は、必ず通用します。必ず良い結果をもたらします。この打ち方を徹底することが、そのまま、メシールのテニスを実現することなのです!

2011年10月22日土曜日

テニス日記(24) 2011年10月22日テニスオフ参加(シングルス)

雨が上がったので、湿ってはいましたがオムニコートでのシングルスオフです。3試合、同じ方とゲームをしました。
府中(オムニ) 6-1, 6-4, 6-5
3試合の間で調子はだんだんと上がってきたのですが、スコアはだんだんと悪くなるという珍しい日でした。相手があるスポーツでは、そんなこともあるのですね。通算成績は、52勝34敗(.605)です。

どうしてなのか、毎回同じことを書いているのですが、フォアハンドのイメージが、試合のたびにリセットされてしまっています。最初のゲームは、まともにフォアハンドをほとんど打つことができていませんでした。

グリップを下げて、脇を締め、ラケットを横ではなく上から下に振り上げるイメージ。ゲームの中でいったん打てればあとは体が思い出すのですが、ゲームの序盤では、どうしても思い出せない(打つことができない)ことが多いのです。

どうすればよいでしょうかね?

テニス日記(23) 2011年10月21日テニスオフ参加(シングルス)

本日は、中級~中上級シングルスオフです。
小金井(クレー) 6-4, 1-4
これで、通算成績は、49勝34敗です。



グランドストロークで、ポイントごとに、どこにどの程度の強さでボールを打つか。これは、案外、難しい選択です。


すべてのポイントで、ノータッチエースが取れるようなストロークを打とうとは思いません。もちろん。


しかし、どのボールも、相手が1歩または2歩以上動くポイントに強く打ちたい、という気持ちはあります。言い換えると、相手のいる場所につなぎのボールを打ちたくない気持ちです。


しかし、それは、やはり、リスクを伴います。


99%の確率のボールを打つか、90%の確率のボールを打つか。(ただし、ここで言う99%というのは、しこりボールではありません。強く打たず、コースも無理に狙わないグランドストロークという意味です。)


99%の確率のボールですら、10回打つと、エラーする確率が1割程度になります。そう考えると、90%のボールを打つのは危険すぎます。


コントロールと球威をともに狙うボールは、よい体勢で打てる場合だけ。
通常のストロークは、コントロールか球威か、どちらかだけを目指す。
体勢が悪い場合は、どちらも欲張らない。


このあたりの使い分けが、大切なのかもしれません。

2011年10月16日日曜日

テニス日記(22) 2011年10月16日テニスオフ参加(シングルス)

本日は、中級シングルスオフです。
東大和(オムニ) 6-3, 6-4, 6-8(TB), 7-3(TB)
これで、通算成績は、48勝33敗(.593)です。

今日の相手は、丁寧なテニスをするタイプと強打をするタイプのお二人で、全く違うタイプでした。どちらにも通用する打ち方について考えながら、プレーをしました。

言葉にするのが難しいのですが、相手の強い球に合わせてしっかりとボールを打つこともでき、相手の比較的緩い球についてもしっかりと打つことができる打ち方とは、どんな打ち方でしょうか?

以下は、完全に脳内イメージですので、一般的ではないかもしれません。

その答えが、構える時にグリップをへその前(体の下の方で、かつ、体に近いところ)におき、上体を立て、背筋でボールを打つ方法です。その際に注意することは、体とボールの距離を一定にすることです。それを守ることで、逆に、腕を自由に使うことができます。この、腕を自由に使う感覚が重要なのです。腕を自由に使えるということは、ボールをしっかりと打つことができるということです。

腕の自由度がないと、体がカチッとボールに合った時以外には、ボールを強く打てないということです。体の中心線を背筋で作り、ボールとの距離感を一定にとることで、腕を自由に使え、その結果、強いボールを打つことができます。

腕を自由に使うためにグリップをへその前に置く。

これは、完全に、私の脳内イメージですが、しかし、とても大切なイメージです。今後、忘れずに、このイメージを維持しておきたいと思います。

2011年10月11日火曜日

テニス日記(21) 2011年10月10日テニスオフ参加(シングルス)

シングルスオフに、やや遠出して、参加してきました。
谷河内(オムニ) 6-2, 2-6, 3-6
これで、通算成績は、45勝32敗です。

課題のフォアハンドのグランドストロークについては、足の遅いオムニコートであることと、ラケットを後ろに引かない(むしろ、体の前においておく感じ)にすることで、かなり良くなっています。

今回の対戦相手は、お一人は、強い球を打たないのですが、なかなか自分からミスをしないプレーヤーでした。かと思うと、急にサーブアンドボレーをしてくるような柔軟なプレースタイル。私は、グランドストロークで相手を崩すことができず、最後は自分からミスをしたり、ネットまでせめてボレーやスマッシュを決めきれずに、ポイントが取れませんでした。

今回の課題は、大きくは2点。

一つは、できるだけきちんとボールを見るということです。年齢的なことがあるのでしょうか、最近、ボールが体の近くに来てから、初めてボールが見えているような気がします。そのためめに、ラケットを引くのが遅くなっているような気がするのです。(本当に年齢的なものなのか、よく分かっていません。)これは、特に、ナイターのときに顕著です。よく見えない遠くの方で打たれたボールが、ネットを超えて、急に近づいてくるという感じでしょうか。

したがって、できるだけ相手の打つ時に相手に集中してボールをよく見ることと、もう一つ、ボールをインパクトまで見ることが大切です。インパクトまでボールを見ないと、ボールを打つタイミングが微妙にずれてしまい、その結果、思うようなボールが打てないのです。

もう一つは、インパクトまでボールを見ることと共通していますが、やはり、背筋でボールを打つということです。これは、上体をしっかりと立てて、しかも、フットワーク全体で上体のバランスが崩れないことが大切になります。

フットワークの中で上体のバランスを保ちながら、インパクトまでボールをよく見て、背筋の力でボールを運ぶこと。

個別のフォームは目的がほぼ達成できて来たので、今後は、このようなコート上でボールを打つ時の体の使い方やバランスが、課題になってくると思います。別の言い方をすると、基本フォームはこれでよいので、逆に、それを多少崩しても、バランスよい形でボールを打つことを優先する段階に入ってきたということです。

2011年10月9日日曜日

テニス日記(20) 2011年10月9日テニスオフ参加(シングルス)

最近、よく参加する狛江のシングルスに、また、参加しました。常連さんも、何人か、見かけるようになってきました。
狛江(ハード) 4-1, 1-4, 4-0, 4-2
3勝1敗です。通算成績は、44勝30敗です。グラフは、今回はなしです(笑)。

今更ながらですが、ハードコートとオムニ・クレーコートでは、テイクバックの大きさがかなり違うということを学びました。ハードコートでは、意識(脳内イメージ)で言うと、テイクバックでラケットが体の前にあるぐらい、ラケットを引かないということです。(でも、フォロースルーは、オムニ・クレーのときと同様に、大きくとらなくてはなりません。)自分ではかなり小さなテイクバックでも、(ビデオで確かめていませんが)実際には、そんなに小さくはないようです。(鏡に映して、確かめてみました。)

テイクバックを小さくしたとたんに、フォアハンドが、かなり安定しました。この打ち方は、ハードコートだけではなく、どうやら、オムニ・クレーコートでも応用できそうです。

2011年10月2日日曜日

テニス日記(19) 2011年10月2日テニスオフ参加(シングルス)

本当に涼しくなってきました。2時間ぐらいのシングルスは、体力的に問題ありません。(疲労は、結構、体に蓄積しているのですが。)
 狛江(ハード) 2-4, 3-4, 4-3, 4-2
通算成績は、41勝29敗です。通算成績をグラフにしてみました。



さて、ここからが本題です。今日、一番感じたのは、まだまだ、いくらでも勉強することがあるということです。課題には困りません(笑)。課題の数があまりに多くて書ききれないので、重要な項目だけ選んでメモしておきます。

①背筋を伸ばすグランドストロークのために

一つは、グランドストロークでは、ラケットを振りきるということです。比較的安定しているバックハンドストロークですら、実は、きちんと振り切れていることが少ないということに気づきました。まして、フォアハンドをや、です。

しっかりとラケットを振りきることは、意外に簡単ではありません。ラケットを振りきってボールを確実に相手コート(打ちたい場所)に入れるには、体の軸がしっかりとしていなくてはならないからです。ボールごとに軸が異なると、何度かストロークが続くと必ずミスをします。

私の場合は、軸をしっかりすると憂いことは、背筋でボールを打つということとほぼ同意義です。つまり、背筋を伸ばして、上体を立て、背筋でボールを打つフォームを徹底するということになります。

このフォーム変更は、メジャー修正ではないものの、はっきりと、これまでのフォームからの(マイナー)修正です。

なぜなら、背筋を伸ばした打ち方をするということは、ラケットを強く振ることは難しくなるからです。安定はするが、自由度が下がるということです。強く振れなくなった分だけ、逆に、フォロースルーで補うことになります。

試合中に、どうしたら、背中を伸ばして上体を立てる打ち方(特にフォアハンド)ができるか、試行錯誤しました。その結果、レディーポジションにおいて、ラケットを持つ手を下の方に置き、ラケットヘッドも下げることが、一番打ちやすいことが分かりました。いわゆる、女の子のもじもじポーズを徹底するのです。

特に、繰り返しになりますが、手の位置を下の方に持ってきて、ラケットヘッドを落とすことが大切です。手は、さらに、体の近くがよいです。

窮屈そうに感じますが、逆に言うと、この形を維持していれば、そのあとは自由なフォームで打ちやすいのです。すでに、いろいろな制約がレディーポジションでかかっていますので、テイクバックやフォワードスイングは、フォームを意識せずに打てるのは、助かります。ボールに集中できるからです。


ただし、スイング中は、必ず背筋を伸ばさねばなりません。その分、強い球は打ちづらくなります。相手の球が弱い場合には、要注意です。自分からボールを強くたたきたいところですが、限界があります。強くたたきたい場合は、背筋に力を入れ、できるだけフォロースルーを取ることで、実現します。さらに弱い球、例えば、コートの真ん中で力なく弾むような場合は、背筋はのばしたままで、さらに体重移動(軸全体を前に移動する)で打つしかありません。

②ネットに出たらハンターになる

ネットに出たときのポイントが悪すぎます。おそらく、30%ぐらいしかポイントが取れていません。一番の理由は、相手の厳しい球を想定しすぎてしまうからです。20%ぐらいの相手の良いショット(パッシングショット)を捨てて、手が届くところに来る80%を確実にしとめる気持ちが必要です。

また、気持ち全体の問題もあります。何となく不安な気持ちで前に出てしまっているのです。ベースラインにいる時とは、頭の中を切り替えなくてはなりません。ベースラインが蜘蛛の巣であれば、ネットプレーはハンターです。獲物をしとめるために、巣を出て、狩りに出たのです。残酷な気持ちにならなければ、自分がやられてしまいます。

そのためには、俊敏な動きが必要です。足も動かさなくてはなりません。(足を動かさずに打てるところに来るボールは少ないのです。)ベースラインのときと比べたら、相手のボールが自分のところに来るまでの時間は、はるかに短いのです。ネットでポイントが取れなかったら、シングルスでは、勝つ方法はありません。

2011年10月1日土曜日

テニス日記(18) 2011年10月1日テニスオフ参加(シングルス)

今日は、修正しているフォアハンドがどれだけうまく打てるかの挑戦です。

昭島(オムニ) 4-6, 2-6, 4-2(ノーゲーム)
福生(ハード) 0-6, 6-0, 6-1, 3-4, 4-3

3勝4敗でした。通算では、39勝27敗になりました。3勝4敗とはいえ、あるレベル以上の相手には勝てていません。言い換えると、フォアハンドの修正は、多少は進んでいますが、ゲームの中での有効性は30点ぐらいでしょうか。

フォアハンドについて言うと、結局、コート上でフォアハンドを打つ時に、ラケットヘッドがテイクバックでネット方向(0時方向)を向いていないことが多いのです。これでは、絶対に、安定したフォアハンドを打つことができません。または、うまく打てているときは、左肩・左腕と背筋に力が入ります。(背筋は、ゲーム後に多少痛くなります。)それないということは、まだ、右腕で打ってしまっているということです。

2011年9月27日火曜日

テニス日記(17) フォアハンドの修正

テニス日記(16)で書いたビデオを観ての反省点を、別のブログにまとめておきました。これらの点に注意することで、比較的安定したフォアハンドに戻りました。チャンスを見て、自分のビデオで確認をし直してみます。

2011年9月26日月曜日

テニス日記(16) 2011年9月26日テニスオフ参加(シングルス)

出勤前の朝テニスです。相手は、まごうことなき(?)中上級(以上)の方で、私にとっては今まで以上にテニスらしいテニスをする相手でした。中級レベルと中上級レベルには、想像以上にはっきりとした差があると思いました。そして、今後、自分が上達するためには自分よりレベルの高い中上級の方とたくさん試合をしなくてはならないと思いました。言い換えると、自分自身もレベルアップしたプレーをしなくては、中上級の方に相手をしてもらえないということです。

小金井(クレー) 3-6, 2-6

これで、通算成績は、36勝23敗です。今日のゲームは、全く歯が立たなかったというわけではないのですが、要所要所できちんとポイントを取られ、結果的には2試合で5ゲームしか取れませんでした。中上級者になると、ミスが少なくなります。互いに、ミスで失うポイントはぐっと減り、組み立てて、攻撃して取るポイントの比率が上がります。そのことが、なによりも新鮮でした。その意味では、今日は、負けはしましたが、プレーしていて楽しい試合でした。(今までは、逆に、勝ってもあまり楽しくない試合も多かったのです。)

今日、学んだことは2つです。一つは、やはり浅い球を打つと、たたいて前に出られてしまうということです。今日はクレーコートでしたので球足は速くないのですが、それでも厳しい球を左右に打たれて前に出られると、ほとんどポイントを失ってしまいます。ミスをしないことを優先して、安全のためにコートの真ん中にボールを返すやりかたは、このレベルでは通用しないということです。

もう一つは、やはり、フォアハンドです。バックハンドが比較的安定しており、ライジング気味に打つことができ、コースも順クロス、逆クロス、ストレートを打ち分けることができているのと比べると、私のフォアハンドははっきりと見劣りします。確かに、フォアハンドでの単純なミスは、以前よりは減っています。ボールが飛んできても、腕がビビることはありません。しかし、深く強い球を打てるというわけではありません。速い球ではなくてもかまいませんが、相手に攻撃されないような深く強い(重い)球を打たなくては、結局、そこに付け込まれてしまいます。

フォアハンドについては、再度、自分のビデオを見て、分析をしたいと思います。

2011年9月25日日曜日

テニス日記(15) 2011年9月25日テニスオフ参加(シングルス)

涼しくなってきました。試合中に、暑さでへばることはなくなってきました。いよいよ、over 40の季節が来た!のでしょうか(笑)。

小金井(オムニ) 6-3, 5-5(時間切れ)

2試合目は、実は40-0でマッチポイントを取られて、1ポイント返したところで時間切れ。ほとんど負けていた試合ですが、きわどく逃げ切ってしまいました。うーん。ま、いいか。いや、6ゲーム先取だったのですから、逆に、5‐5からのゲームを有利に進めることができなかったことを反省しなくてはなりませんね。このゲームを取ったら勝ちだったのですから。

とはいえ、これで、通算成績は、36勝21敗となりました。

2試合目の相手は、こちらの打った球が浅くなると、高い打点のフォアハンドでたたいて前に出てくるタイプの方でした。特に、こちらのリターンが浅くなると、そのままアプローチを打たれてポイントを落とす試合展開になりました。

ここで考えたいのが、バックハンドのリターンをスライスで返すのか、両手で打つのかです。確かに、バックハンド側のリターンをスライスで安全に返すと、ミスは少ないのですが、強さの加減が難しいのでリターンが浅くなることがよくあるからです。

別のブログで書きましたが、メシールは、バックハンドリターンを片手打ちでは打ちません。必ず、両手打ちでリターンをします。これは、メシールにとって、レシーブは、ポイントの一本目のグランドストロークだからだと思います。まずはミスをしないようにスライスでリターンをしようという発想は、メシールのテニスにはないのです。

フォアハンドも同じですが、バックハンドリターンを、リターンミスをしない範囲でできるだけ厳しく返すということを、今後は考えなくてはならないと思います。それによって、相手のサーブにもプレッシャーをかけることができるでしょうから。

2011年9月23日金曜日

テニス日記(14) 2011年9月23日テニスオフ参加(シングルス)

午前中に、二つのテニスオフ(シングルス)に参加しました。
狛江(ハード) 6-0, 6-3, 6-0
三鷹(オムニ) 6-4, 6-3, 7-5(TB), 7-1(TB)
今日は、合計で7勝0敗と、今までで一番良い成績でした。通算成績が、35勝21敗と6割を超えました。

成績が良かった理由を自分なりに分析すると、理由は3つ。一つは、試行錯誤してきたフォアハンドストロークがかなり安定してきたことです。ラケットに打たせるという発想は、イメージとしては、かなり有効でした。今まで、完璧なフォームでないと逆に不安になっていたのが、相手のボールによって60%ぐらいから100%まで、悪い時悪いなりのフォームでボールを打つことができるようになったように思います。もう一つは、テニス日記(13)で反省した通り、単純なミスをなくすことです。単純なミスをなくすのはテニスでは当たり前のことではありますが、分析した結果の敗因がそれであると分かっていると(素直に)それを意識することができます。最後に、サーブの感覚が、少しずつつかめてきたのが大きいです。ビデオを見る限り、私のサーブのフォームは、大きく振り切っていませんでした。だから、安定していなかった上に、スピン系の回転がかからず不安定だったです。今日は、とにかく最後まで大きく振り切ることを意識しました。ダブルフォルトは、数を数えていませんが、かなり減ったと思います。

そろそろ、中上級に挑戦する時期が近付いてきているようです。と同時に、もう少し、参加オフ数を減らさないと、そろそろ体力が持ちません(笑)。ブログのロブを見ると、約1か月で50試合以上しているのですから。

2011年9月20日火曜日

テニス日記(13) 統計 

以前、ノーアドバンテージのゲームでは、一試合で失う総ポイント数は24~30だと書きました。そこで、テニス日記(7)で書いた福生の0-6のゲームを分析してみました。

つなぎのグランドストローク(フォアハンド) ●●●
つなぎのグランドストローク(バックハンド) ●
強く打つグランドストローク(フォアハンド) ●
強く打つグランドストローク(バックハンド) ●●●
リターンミス(フォアハンド) ●
リターンミス(バックハンド) ●●
アプローチショットミス(フォアハンド) ●●●●
アプローチショットミス(バックハンド)
ボレーミス(フォアハンド) ●
ボレーミス(バックハンド) ●●
スマッシュ ●
ダブルフォルト ●
ジャッジミス ●
相手のエース

相手のエースが0ですので、すべての失ポイントは自分のエラーです。私は、この試合では、随所に悪くないショットを打っていた試合です。実際、もっとひどいストロークの試合はたくさんあります。にもかかわらず、この試合は0-6という一方的なスコアで負けています。

負けた理由は、明らかです。自分のミスで失ポイントを重ねているのです。

上の●は数え方を間違えたか、合計で21ポイントになっていますが、そのまま統計を取ります。まず気づくのは、アプローチからボレー、スマッシュなど、こちらから攻めた時のミスが8ポイントと、4割を占めていることです。これに、つなぎのボールのミスやダブルフォルト、ジャッジミスを含めると合計14ポイントとなります。つまり、失ポイントの2/3が単純なミスによるものなのです。

このことと、全体には随所でよいストロークが見られることを総合すると、敗因は、遅い球(またはそれほど速くない球)に対して自分からミスをしてしまっている、ということが見えてきます。もう一つ、動きながら攻める時にミスをする傾向がある、ということも言えます。自分でお膳立てをしても、自分で最後の詰めを過っているのです。

相手が強い球を打つことを前提として構えていると、チャンスボールに対応できません。ポイントを自分からとりに行くということは、常に、攻撃をするつもりで構えるということです。チャンスボールだと思ったら、正確にそれを仕留めるのです。

よい球を打っているのにこの結果ということは、よい球を打った時に、攻めの体勢に入っていないということを示唆しています。こちらが打ったのがよい球のときはもちろん、そうでない場合ですら、常に、チャンスボールが来るということを前提として構えておく、これが改善点なのだと思います。

テニス日記(12) 2011年9月19日テニスオフ参加(シングルス)

連休を活かして、テニスオフ(シングルス)に挑戦しました。

狛江 6-4, 2-6, 1-4(ノーゲーム)
府中 1-4, 1-4, 7-4(TB), 7-3(TB)

狛江は1勝1敗です。3試合目はかなり劣勢でしたが、時間切れでノーゲームになりました。とても暑い日で、1試合目でばてばてになってしまい、2試合目以降は、ひどい状態でした。府中の試合は、4ゲームマッチでは両方負けて、タイブレークマッチで勝ったということで、ちょっとずるい感じはしますが、変則ゲームもタイブレークマッチもカウントすることにしているので、2勝2敗です。本日は合計で3勝3敗ですので、通算では28勝21敗になりました。

さて、今日学んだことですが、技術的には2つあります。ボールをヒットする瞬間にボールを見るということと、ラケットが打ちやすいようにボールを打たせてあげるということです。この2つは、それぞれ、別のブログで書くことにします。

試合の進め方としては、とにかく、凡ミスを減らさなくては勝てないということです。ボールをしっかり打つということも大切ですが、相手のコートにボールが入るということも大切です。今は、前者を優先するあまり、どこかに、「小手先で打ってボールが返球できるよりも、きちんとしたフォームで打ってエラーする方がまだまし」というスタンスで試合に向かってきました。しかし、それでは、試合に勝つことはできないし、また、これ以上は上達しないように思います。これからは、「できる限りきちんとしたフォームで打つが、ボールが相手コートに返ることが前提」というスタンスで取り組もうと思います。

もう一つ、ボールを打ったらセンターマークに戻るということを徹底せねばなりません。バックサイドに振られて、なんとか返球した後、フォアサイドにエースを取られる(またはその逆)が何度もありました。体はしんどくても、やはり、打ったらセンターマークに戻る(自分が打った球がクロス・逆クロスに深く決まって、すとれーとn

テニス日記(11) 2011年9月18日テニスオフ参加(シングルス)

今日は、品川に行ってきました。電車で行くのは体力的にきついのですが、動ける限りは頑張ろうと思います。

品川(オムニ) 6-5, 3-5(時間切れ)

2試合目は劣勢でしたが、時間切れで勝負なしになりましたので、1勝0敗です。これで、通算成績は25勝18敗になりました。

テニスオフの試合は、時間の制約がありますので、ほとんどの場合はノーアドバンテージです。そうすると、1ゲームを失う場合には、4~5ポイントということになります。つまり、1セットでは24~30ポイントを失うわけです。

この24~30ポイントの内訳がどうなっているのだろうかと、ふと思いました。ビデオを撮らせてもらった試合もありますので、それを見ればわかるのですが、今日のゲームは撮影していないので、思い出しながら書いてみようと思います。

まず、多いのは、リターンミスまたは相手のサービスポイントです。相手のサービスがよい時には、おそらく、5ポイント以上、10ポイントぐらい落とすこともあるように思います。そう考えると、リターンで気を付ける点がいくつか浮かび上がります。

一つは、無駄にポイントを落とさないということです。特に、試合の序盤では、グランドストロークでラケットを振りきるペースをつかむことが重要です。リターンも、そのために使うことができます。面を作ってブロックをするリターンではなく、しっかりとラケットを振りきるリターンが必要です。仮にポイントを落としても、ここでラケットを振りきるペースが作れるのであれば、それだけの価値はあります。逆に、相手のサーブがよいからと、最初にブロックするレシーブをしてしまうと、試合中、リターンゲームではずっとラケットを振りきることはできなくなります。いったん、ラケットを振りきるリターンができたら、そこからブロックリターンを混ぜていくのは難しくありません。

次に気を付けるのは、やはり、ダブルフォルトです。これは、数は減ってきていますが、それでも、1試合で2本~5本程度はしていると思います。私の場合、サービスでポイントを取るプレースタイルではないのですから、悪くても2本までに抑えなくてはなりません。丁寧に、相手のバックハンド側にファーストサーブを入れるという習慣を、早く身につけなくてはなりません。トロフィーポーズでの”ため”がないためにサーブのフォームが流れてしまい、メリハリのないフォームになっている点を改善せねばなりません。

次に気になるのが、相手がネットを取った場合です。その時に、相手のボレーやスマッシュが決まることでポイントを落とす場合と、自分がパッシングショットをミスしてポイントを落とす場合があります。最も基本的なことですが、大切なのは、自分がパッシングショットを打つ体勢が十分な場合にはコースを狙い、そうでない場合には相手にボレーを打たせることです。体勢がよくないのに無理にコースを狙ってミスしているケースが、まだ多いように思います。

相手がつなぎのボールを打ってきたときに、こちらがそれに合わせるのかどうかは、悩ましいところです。たとえば、相手が、回転もかかっていないムーンボールを打ってきた場合。つまり、しこってきた場合です。しこりにつきあうようなテニスをしたいとは思いませんし、また、体力的にも厳しいです。したがって、こういう場合には、高い打点でアプローチショットを打つようにしたいです。

相手のしこりボールを高い打点でアプローチショットにするには、相手がつないでくるということを少しでも早く察知せねばなりません。出足が遅れると、結局、後ろで相手のボールにつきあうことになります。このことは、相手のボールが短い時にアプローチショットを打つ場合も同じです。

どうも、私は、相手が甘いボールを打ってくる時に、攻撃の体勢に入るのが遅いようです。たぶん、まだ、自分のショットに自信がないから、ボールを打った後に、相手を見ずに、ボールを見てしまっているのでしょう。自分がショット(サーブやボレーも同じ)を打ったら、それは必ずいいボールであると信じて、次の相手の甘い球の備えをせねばなりません。

2011年9月18日日曜日

テニス日記(10) 2011年9月17日テニスオフ参加(シングルス)

今日は、中級のシングルスオフに参加しました。
府中(オムニ) 6-3, 6-1, 6-4
3勝0敗でした。通算で、24勝18敗となりました。通算勝率は、.571です。

このところ、シングルスに慣れてきたのか、中級クラスであれば、かなり勝てるようになりました。フォアハンドが安定してきたことも、理由だと思います。

しかし、どうも、今一つ不満です。結果的に勝つということと、自分の思うようなプレーで勝つということは、違うからです。自分が思ったプレーで勝っている試合は、あまり多くないのです。

一番大きな理由は、攻めきれない・攻め方がわからないことが多いからのように思います。中級というのは、二つ、大きな特徴があります。大事なポイントでも凡ミスが出るということと、圧倒的な攻めパターンを持たないということです。

前者は、このおかげで勝ちを拾うことが多いのですが、逆に言うと、相手が凡ミスをしてくれない場合には、自分からポイントを取りに行かなくてはならないということになります。その時に、どういうパターンでポイントを取りに行くのかを考えなくてはなりません。

多少のリスクを覚悟で厳しいボールを打つのかどうかの判断、自分が打ったボールがネットをとれるのかどうかの判断。これらの判断を、その都度、その瞬間に、正確にせねばならないのです。それができていない。

そのために、無理な体勢や相手のボールが甘くないのに、厳しいボールを打ってミスをしてしまうことがあります。ネットを取るタイミングが遅かったり、または、厳しくない球で前に出てしまい返り討ちにあうことが何度もあるのです。

守りモードに入ってしまうことも課題です。攻めの気持ちを持ってしっかりボールを打つモードに入り込むことが必要です。試合の序盤で、その感覚をつかんでしまわなくてはなりません。試合の序盤でモードに入り込み、最後まで、そのモードで戦いきらなくてはなりません。そのモードを一刻も早くつかむことが、何よりも大切です。

後者は、案外重要かもしれません。凡ミスが多いということは、ポイントを拾いやすいことだとは限りません。たとえば、こちらの打った球が浅かった場合に、上級者は自分の技量に合わせて95%以上ミスをしない確率のアプローチショットを打ちます。中級者は自分のイメージの中にある理想的なショットを打とうとします。その結果、50%の確率でミスをするのですが、残りの50%は、場合によっては上級者よりも良い球を打ってきます。

50%の確率でポイントを落とすのですから安心かと思いきや、必ずしもそうとは限りません。残りの50%が連続すれば、2ポイント続けて落としてしまう可能性もあります。そうなると、浅い球を打ってはいけないというプレッシャーがかかってきます。また、次のポイントは予測できないのですから、常に相手がよいショットを打つという想定での備えが必要になります。

結果的には、相手が自滅してくれる可能性が高いのですが、その前に、自分が翻弄されることもありえるのです。このあたりが、テニスの難しいところです。中級では、厳しいショットと凡ミスという大きな振れ幅に対応せねばなりません。

早く中上級に挑戦したいところですが、振れ幅の大きな中級車に対しても安定した戦い方ができるようになるまでは、もうしばらく、中級でしっかりと練習しようと思っています。自分で納得がいく勝ち方ができるようになったら、中上級に挑戦したいと思います。

テニス日記(9) 2011年9月16日テニスオフ参加(シングルス)

4ゲームマッチですが、5試合しました。3勝2敗です。
石神井(オムニ) 3勝2敗

これで、通算では、21勝18敗になりました。

メシールのテニス(45)安定したフォアハンドストローク(その6)テイクバックで左手をラケットに添えるで書いた、ラケットに左手を添える効果はかなりのモノでした。フォアハンドストロークが非常に安定します。ボールがバウンドした時にフォワードスイングを開始するというタイミングもかなりつかみやすいです。ビデオで見ても、左手を添えていない場合は、ラケットコントロールがかなり不安定ですが、左手を添えることで安定になっているようです。

テニス日記(8) 2011年9月11日テニスオフ参加(シングルス)

体力の続く限り頑張ろうと思っているシングルスオフです。

日野(オムニ) 6-4, 6-8(TB) 1勝1敗
府中(オムニ) 4-6, 6-4, 7-5(TB), 8-9(TB) 2勝2敗

通算成績は、タイブレマッチや変則ゲームを含めて、18勝16敗となりました。

実は、日野と府中の間に、多摩社会人リーグのダブルスの試合が入っていました。これを含めて、今日は、テニス三昧でした。

さて、今日の反省です。

まだ、かなりの問題点を抱えているシングルスですが、特にまずいのはサービスです。サービスを打った後に、自信がないために、どうしてもボールを目で追いかけてしまうのです。フォルトになったかどうかが心配なわけですね。これではだめです。

サーブを打ったら、そのボールを目で追ってはいけません。結果(フォルトかどうかやボールのコースなど)は、目で確認するのではなく、打った感触でイメージしなくてはなりません。インパクト後には、視線はリターナーに向けます。目は、ボールを追わずに、相手の動きを見るのです。

シングルスはまだしも、サーブダッシュするダブルスでは、これは必須です。ボールを目で追いかけると、スプリットステップのタイミングを失います。スプリットステップは、基本的にはサービスラインの後ろあたりでせねばならないのですが、サーブのボールを目で追いかけると、つい、そのタイミングを逸してしまう(たいていは、スプリットステップが遅れる)のです。

シングルスでサーブダッシュしない場合は、そこまでの配慮は不要ですが、それでも、ボールを目で追うと、相手のリターンへの対応が一歩も二歩も、遅れてしまいます。したがって、シングルスの場合も、サーブを打ったら目線をすぐにリターナーに移し、ボールの軌道はイメージの中で追いかけます。

この視線の動きは、実は、グランドストロークでも同じです。自分がボールを打ったら、視線はボールを追いかけず、相手を見ます。これにより、次のボールの予測精度が上がります。

テニス日記(7) 2011年9月10日テニスオフ参加(シングルス)

2か所のオフに参加しました。今日は、試合数だけで言うと、9試合もこなしました。

福生(ハード) 6-2, 2-6, 0-6
住吉(オムニ) 6-2, 6-4, 7-3(TB), 7-4(TB), 3-7(TB), 7-2(TB)

すべて含めると、6勝3敗です。(TBを除くと3勝2敗。)これで、通算成績は、変則試合などを含めて15勝13敗になりました。

今日、一番学んだのは、技術的なことではなく、ラケットについてです。

私は、打感のやわらかいラケットが好きです。メシールのテニスを目指す私も、さすがにメシールのようにウッドラケットは無理でした。(実はプリンスのミドルサイズのウッドラケットも持っているのですが、撓り(しなり)すぎてしまうので、私には操作が難しいのです。)ただ、ウッドのような柔らかいラケットが好きなのです。RA値で言うと、60以上のラケットは私には使えません。

テニスを2年ほど前に再開してから、今まで、私が使ってきたラケットですが、おおよそ次の通りです。
Wilson nTour Two nCode
Wilson K-Five(98インチの方)
Toalson Forty Love Arrow
ProKennex Heritage Type C Redondo Mid
その他、Toalson Forty Love-X 98やDunlop ダイアクラスター・リム 2.5なども使いました。前者は、RA値も高くなさそうで柔らかい感触ではあるのですが、理由はよく分かりませんが私には合いませんでした。後者は気に入っていたのですが、廃版になってしまいました。
上の4つのラケットには、すべて鉛を貼ってあります。私は、360g~380gぐらいの重さが好きなのですが、最近のラケットは軽すぎるので、そのままでは使えないからです。Lead Tapeはこれを使っています。

このところ、半年ぐらい、ProKennex Heritage Type C Redondo Midを使っていました。 93インチのサイズのこのラケットは、最近のラケットにしてはやや面が小さいのですが、その分、ボールをきちんととらえた時の打球感は格別です。特に、私は、このラケットにバボラのナチュラルガットを貼っていたのですが、そのおかげでしょうか、本当に打感がやわらかくてボールが伸びる感じがしました。

このラケットで練習をしてきたおかげで、ストロークは随分とよくなったように思います。ボールを当てただけでは飛ばないラケットですし、重さがあるのでいわゆるへぴースピンの打ち方もできません(もともと、そういう打ち方をする気もないのですが)。このラケットを使うことで、しっかりとフラット系のスイングでボールを打つ癖が、見についてきました。

が、残念ながら、試合となると別です。このラケットは、ストロークにしても、サーブにしても、ボレーにしても、90点以上のスイングをしないと、きちんとボールを飛ばしてくれません。特に、ボレーの場合は、きちんとしたフォームでボールを捉えないと、全くボールは飛んでくれないのです。しかも、打ち方が90点以下の場合には、ポイントを落とすだけではなく、腕への衝撃も無視できないのです。特に私は、鉛をたくさん貼っているので、スイートスポットを外したときの衝撃は、かなりのものです。

レベルアップを目指して、頑張ってProKennex Heritage Type C Redondo Midを使ってきたのですが、どうも、腕の調子がよくなくなってきており、この辺が限界かなと判断しました。そこで、今日のナイターから、Wilson K-Five 98を使うことにしました。

このラケットも廃版になっていますが、Wilsonのラケットなのでどんどんモデルチェンジするだろうと思い、あらかじめ4本買っておいたのです。当面は困ることはなさそうです。

ダブルスでは普段からK-Fiveを使っていたのですが、シングルスのゲームで、初めて使いました。Redondo Midと比較してコントロールが悪くなるかなと心配しましたが、私の技術では、そんなに心配するほどではありませんでした。

ということで、当面は、Wilson K-Five 98をメインラケットで使い、練習の時にProKennexのラケットを使おうと思います。K-Five 98も、とてもよいラケットです。

テニス日記(6) 2011年9月9日テニスオフ参加(シングルス)

朝テニスです。1試合目は6‐2、2試合目は変則試合でしたが5ゲーム先取で5‐3でした。珍しく、2連勝でした。

小金井(クレー) 6‐2, 5-3

これで、変則的な試合を含めて、オフ通算成績は9勝10敗になりました。

今日は新しく学んだことがあまりない(勝ちから学ぶことは少ない典型例?)のですが、改めて、テニス(グランドストローク)については、受け身にならないこと、ボールを打ちたいところに打つ心構えという基本が大切だと認識しました。

「ミスをしない方が勝つ」のがテニスと言いますが、これは、正しい表現ではないと思います。「ミスをした方が負ける」のがテニスなのです。

「ミスをしない方が勝つ」「ミスをした方が負ける」の2つは、似ているようで異なります。

ミスをしない方が勝つと思ってプレーすると、ミスをしないことが最優先になります。おそらく、弱いボールを恐る恐るポーンと相手のコートに返す打ち方になるでしょう。これでは、テニスになりません。

テニスは、相手の打ったボールを、自分がイメージする場所に、イメージする強さで、イメージする球筋で打つ競技です。それができないなら、つまり、ミスをしないことを、イメージ通りにボールを運ぶことよりも優先するのであれば、いったい何のためにテニスをするのでしょうか?

テニスは、自分がイメージするようにボールをヒットする競技です。それが前提です。しかし、イメージしたように打てない場合には、それが、つまりミスになります。「ミスをした方が負ける」というのは、そういうことです。イメージ通りのボールを打つことができればできるほど、ミスは少ないということになります。

もう一つ、面白いことがあります。ミスをしないためには、ミスを恐れずにミスするということです。自分のイメージ通りのボールを打つためのミスは許されると言ってもよいでしょう。ミスを恐れるために自分のイメージ通りのボールを打つことを恐れたのでは、それは本末転倒です。

特に、ゲームの最初が肝心です。、自分のイメージ通りのボールを打つために、ある程度のミスは覚悟せねばなりません。ここで、ミスを恐れて、ミスをしないことをイメージ通りのボールを打つことよりも優先した時には、試合のコントロールをすでに失ったと言ってもよいでしょう。いや、その試合をする意義を失ったと言ってもよいと思ます。少なくとも、それは、メシールのテニスではありません。

猫にテニスボールを転がしてあげると、おそらく、姿勢を低くしてボールに飛びつくでしょう。ボールが来るのを待ったりはしません。それが、自分のイメージのボールを打つために必要な姿勢です。飛んできたボールに飛びついて、自分の打ちたいところに打ちたくてしょうがないという気持ちが大切です。

ビッグキャットと呼ばれたメシールのテニスは、来たボールに喜々として飛びついて行くテニスです。その気持ちを忘れてはなりません。

テニス日記(5) 2011年8月28日テニスオフ参加(シングルス)

なかなか、試合に勝てるようになれませんね。
品川(ハード) 0-6, 5-6, 6-0
府中(オムニ) 3-6, 6-0, 7-4(TB), 7-3(TB)
で、タイブレークマッチを外すと2勝3敗、入れると4勝3敗でした。

今日の収穫は、「積極的に守る」というイメージをつかめたことです。

メシールのテニスは、クモが巣を張って、獲物を捕まえる感覚です。ベースラインに巣を張っておき、飛んで来たボールを捕える(捕えて狙ったところに打ち返す)のです。

この時に、一番よくないのは、受け身になることです。来たボールをミスしないように打ち返す意識だと、受け身になります。ミスしないように…と思うと、バックハンドを「とりあえずスライスでつないで…」となってしまいます。

これは、メシールのテニスではありません。

来たボールを狙いを定めて打ち返す。これがポイントです。その際、「速いボール」「強いボール」を打つ意識ではいけません。それはリスクを伴いいます。かと言って、上に書いたように、「ミスしないようにつなごう」というのも違います。

「狙うコースにボールを打とう(運ぼう)」という意識が大切です。フォアハンドも、バックハンドも、漠然と打たずに、狙ったところにボールを打つ意識です。速いボールを打つ必要はありません。大きなフォロースルーでボールをしっかりと運びます。

もちろん、バックハンドのの基本は両手打ちです。シングルハンドのスライスで安全に返すという発想はNGです。(もちろん、ぎりぎり届くようなボールの場合は別です。)バックハンドに来たボールは、しっかりと振り切ってボールを運ぶ(打ち返す)のです。

そのために、最も必要なことは、基本中の基本ですが、「テイクバックを早く」ということです。これを忘れると、「積極的に守る」ということが全くできなくなります。反対に、これがきちんとできると、「積極的に守る」ことが、少しずつできるようになります。

テイクバックを早くというのは、フォワードスイングのタイミングをボールのバウンドのタイミングにする(こちらの記事をごらんください)ということと同じです。

テニス日記(4) 2011年8月24日テニスオフ参加(シングルス)

全く歯が立たずがっかりです。
錦糸町(オムニ) 1-6, 1-6, 2-2
小金井(オムニ) 3-6, 0-6
落合(オムニ) 1-4, 4-3, 3-4, 7-3(TB)
タイブレークを入れないと1勝6敗(1分)、入れても2勝6敗(1分)でした。

まだまだ、シングルスの試合になっていないですね。

試合に勝てば(ポイントやゲームをとれれば)良いのではなく、目指す形になることを第1目標としているため、今は仕方がないと我慢しています。

今日の収穫は、試合の中で、「フットワークとストロークが一つになる」ことを意識するようにしたことです。走って行って打つのではなく、走っているステップがボールをヒットするステップでもあるということです。

テニス日記(3) 2011年8月19日テニスオフ参加(シングルス)

久しぶりに、シングルスの試合をしました。市民大会や草トーナメントではなく、テニスオフで申し込んだので、プライベートな試合です。クレーコートで朝7時から2時間。私と主催者の2名だけでしたので、通常の(=ノーアドバンテージではない)1セットマッチを2回、つまり2セットのゲームをしました。

結果は、3-6、6-2でしたので、一応、引き分けと言ったところでしょうか。

 小金井(クレー) 3-6, 6-2

シングルスの試合は(仲間内の練習を除いては)数か月ぶりでした。最近は普段からシングルスを意識した練習をしていたので、勝ち負けは別としても、久しぶりのシングルスの試合だった割にはみっともない試合ではなかったと思います。

今のレベルの私にとって、初対面の人とシングルスの試合をするのは、貴重な経験です。初めてのオフ参加のときは緊張で足が震えたのですが、今回は、最初から平常心でゲームができました。今後はもう緊張はしないという程までの自信はありませんが、「こちらのレベルが低すぎて相手に迷惑をかけないだろうか」「緊張で足が動かなくて、ペアに嫌がられないだろうか」など、余計なことばかり頭の中でぐるぐる回っている状況は、少しずつ減っていくような気がします。

逆に、ゲームの最初から(またはゲーム前のアップの時から)「この試合をどのように進めようか」「自分のプレーをどのように展開しようか」を、考えるようになりつつあるということです。よい傾向だと思います。

今日の試合の収穫は、第1セットで3-6で負けた後、間の休憩時間に第2セットに向けての対策を考えることができたことです。これまでとは違い、椅子に座って第1セットのゲームを冷静に振り返ることができました。普段は、体にも頭にも余裕がないため、体を休めている間に休憩時間が終わってしまい、第2セットも第1セットと同じような試合展開になることが多いのです。

今日の相手は、ファーストサーブもセカンドサーブもよいサーブを打つ方で、場合によっては(クレーコートであるにも関わらず)サーブアンドボレーを仕掛けて来ました。また、サーブではなくストローク戦になった時も、こちらが打つボールが短くなったら、どんどんとネットに出てくるプレースタイルでした。

一方、私は、早朝とはいえ、暑さでばて気味です。認めたくはないですが、もう若いころのように、暑くても体が動く、足が動くというわけにはいきません。また、動かなくては!と思うと、膝をしっかり曲げて、ステップをしっかり踏み込んで打たなくてはならないわけで、それだけ体力の消耗が激しくなります。(そのポイントはできても、次のポイントで足が動かなくなってしまいます。)しかも、精神的に追い込まれると集中力も落ち、ますます足が動かなくなる悪循環です。

相手のサーブがよい。こちらのリターンが短くなる。相手はアプローチショットでオープンコートに打ってくる。私は、パスを打つにしても、ボールを沈めて相手にボレーを打たせるにしても、ロブを上げるにしても、リターンポジションから逆サイドに移動して、(正確なショットを打つために)しっかりとポジションを取って打たなくてはなりません。この、移動する・しっかりとポジションを取る、だけの体力が、今の私にはないわけです。

サーブのリターンだけではなく、ストロークでも同じです。走ってパッシングショットというシチュエーションを、私は避けたかったのです。走って正確なパッシングショットを打つためには、下半身の安定が必要です。これが、容赦なく、私の体力を奪います。

そこで、「なんとか70%ぐらいの力で勝てないか」と、そんな風に考えました。

チャンスがあればネットを取ってくる相手のプレッシャーと、70%で戦いたい私の体力。ここから見えてきた私の戦略は、「ボールの(展開の)ペースを遅くする」ということです。

展開のペースを遅くするというのはどういうことでしょうか?それは、ボールがネットの上を行きかう時間をできるだけ長くすることです。

低く速いボールがネット際を通るような速いペースには、私の足と体はついていけません。ついていけないということは、単に速度と時間の問題ではなく、同時に精神的なプレッシャーがかかります。速い展開についていくため、動かない足をしっかり動かし、その展開でボールをヒットせねばならないのです。苦しい体力で。その結果、ますます苦境に立たされてしまいます。

私が取った戦略は、自分のペースで試合を進めることができるように、展開を遅くすることでした。具体的には、深めのボールを打つことでネットの高いところをボールが通り(ロブという意味ではありません)、自分がボールを打ってから相手からのボールが返球されるまでの時間を長くしたのです。

相手のサービスがよい場合であっても、強い球ではなく、できるだけ「しっかりと、ゆっくりと、深くリターンを返す」ということを意識しました。そのリターンボールが返ってくる時も、同様に、「しっかりと深くボールを打つ」ということを意識したのです。相手からのボールがあまり強くない(深くない)時には、どうしても、ボールを強くヒットしたくなります。しかし、それも我慢することにしました。こちらが強い球(速い球)を打つことは、自分からペースを上げることになるからです。

私は、第2セットでは、「ミスしない範囲でしっかりとボールを深く運ぶこと」「全体のボールのペースを遅くすること」に専念したのです。

もちろん、すべてのボールが、このペース(私のペース)で動くわけではありません。相手がよいサーブを打ち、私のリターンがあまり良くなく、相手のサーブアンドボレーでファーストボレーの餌食になることもあります。しかし、その場合でも、次のポイントで、私は再び「遅いペース」に持ち込むようにしたのです。

そして、その方法は、功を奏しました。時間的な余裕ができた私は、常に70%の力でプレーができるようになったのです。これは、さらなる副産物を生みました。余裕ができた分、いざという時、例えばパッシングショットを打つ時にだけ、100%の力を出すことができるのです。常に100%は難しくても、いざという時にだけ100%であれば、今の私でも十分に対応可能です。

70%で様子を探り、勝負をかける時だけ100%を出す。これが私の戦略です。

また、べつの副産物もありました。私の中で、戦略が明確になったことです。しかも、その戦略は「展開を遅くする」という単純なものです。その分、私にとっては考えることが少なくなり、メンタル面でも余裕ができてきたのです。

相手の速いペースにのまれないように遅いペースで展開するためには、上に書いたように、スピードがなくてもよいので深い球を打つことが重要です。遅くても浅い球では攻め込まれるので意味がありません。

なお、深いと言ってもロブやムーンボールではだめです。相手はコースを簡単に変えることができますし、またこちらにさらにムーンボールで返すこともできます。前者は左右には知らされますし、後者は前後には知らされます。これでは、意味がありません。

同時に、もう一つ重要なことがあります。それは、こちらサイドでオープンスペースを作らないということです。

オープンスペースを作ると、そこに打ち込まれた場合(さらに、相手がネットを取った場合)には、こちらは100の力を要求されます。それが繰り返されると、精神的にも、肉体的にも、プレッシャーが大きくなるのです。

オープンスペースを作らないということは、一言で言うと、ストレートにボールを打たないということです。(この理由についての説明は不要でしょう。)相手がネットを取った時などの特殊な場合を除いては、ストレートを打つという誘惑に負けないことが大切です。自分がセンターでボールをヒットできる場合などで、コースを変えることはありますが、それは、自分が逆サイドに簡単に移動できるときだけです。その場合は、オープンコートを作らなくて済みます。

つまり、「速くなくてもよいのでしっかりと振り切ったボールをクロスに深く返し、相手のボールが返ってくるまでにこちらがボールを待つ余裕を持つ」という、テニスの中でも(おそらくもっとも基本的な)戦略を取ったのです。これにより、私は、走らされることもなく、(強く打つ必要がないので)70%の力でボールを打つことができるようになりました。

面白かったのは、この戦略を取り始めてからは、汗をかく量が減ったことです。第1セットではシャツを3度も替えたのですが、第2セットは一度も替えませんでした。これは、おそらく、70%で(楽に)ボールを打つ形になったからだと思います。

この経験は、今後の私にとっても貴重でした。なぜなら、この遅い展開のプレースタイルは、相手によらない「私のスタイル」だからです。どのようなタイプのプレーヤーが相手であってもこの典型に持ち込むことが、これからの私の勝利への道だと思います。私は、もしかしたら、やっと、自分のシングルスのプレースタイルをつかみかけているのかもしれません。

そして、よく考えてみると、これは、メシールのプレースタイルにも近いように思います。メシールが、100%の力でボールをヒットし続ける試合は少ないですし、特に相手がストローカーの場合には、メシールは何より自分のペースを作ることを大切にします。相手を自分のペースに引きずり込んだ時のメシールは強いです。相手は、さほどボールを強くヒットするわけではないメシールのプレーに翻弄されて、最後には、クモの巣にかかった蝶のようにがんじがらめにされるのです。

もちろん、世界ランキング4位の選手と私とを比較するのはおかしいでしょう。しかし、なんとなく、メシールもこんな気持ちで戦っていたのかなと思った試合でした。

テニス日記(2) 2011年8月14日テニスオフ参加(ダブルス)

はじめて、テニスオフに参加してきました。5人で2時間、ダブルスです。全部で5試合参加して、2勝2敗1分でした。

4ゲーム選手のノーアドバンテージ。ノーアドバンテージには、なかなか慣れません。一つのポイントを大切にしないといけないということを感じますね。

炎天下での2時間は、かなり厳しいものでした。

2Lのペットボトルを凍らせていきましたが、チェンジコートの間に溶ける量が限られているので、“溶かす”モノ(水など)も用意しなくてはならないと反省しました。

プライベートであっても、試合に出るといろいろな経験ができるのでよいですね。

今日学んだのは、サービス。サービスは、一本でポイントを取りに行くためにやたら強く打つのはよくない(安定しない)のですが、だからと言って、逆に、ゆるく打つのは不安定だということを改めて感じました。

しっかりと回転をかけて打つ。80%ぐらいの力で打つ。

当たり前ですが、大切なことです。

後、私の脳内イメージで言うと、ラケットヘッドを最初から最後まで、相手に向けて打つというのがあります。これが、安定した回転系のサービスを打つための、私のイメージです。

これを忘れてしまっていて、40-15から3本続けてダブルフォルトをしてゲームを落としたときは、さすがに落ち込みました。まだまだ、この程度です。経験が必要です。

後は、フォアハンドで、脇が開く(右肘が下がっていない)ことと、フォロースルーで肘が伸びてしまうこと…。

女の子のもじもじポーズで、ラケットを持つ左手をテイクバックで添えておくことも、できていませんでした。

ブログで書いても、なかなか、実践できていないものです。(苦笑)

テニス日記(1) メシールのテニスを目指して

ブログ「ミロスラフ・メシールのテニス」は、メシールのテニス技術を分析し、私なりに解説するためのブログです。ブログを立ち上げたのは、メシールの美しいテニスにあこがれ、その美しいテニスを支えている技術を残したいという思いからです。ラケット軽量化とそれに伴うパワー向上に依存した現在テニスへのアンチテーゼという意味でもあります。

このブログの立ち上げには、実は、もう一つ、私自身のテニスにメシールの技術を取り込みたいという個人的な背景があります。つまり、メシールのテニスをコピーしたかったのです。この二つ目の目的は、文中にちらほら見え隠れしてはいるものの、明確には書かないようにしていました。個人的な内容をブログで公開しても、他人のテニスに興味がある人などあまりいないと思うからです。私自身が、メシール以外のプロテニスプレーヤーにすら興味がないのですから。

とはいえ、少しずつ分析内容を自分のテニスでも実践できるようになってきたため、最近、自分のことも書いてみたくなってきました。そこで、私自身のテニスの日々を、「テニス日記」というタイトルで、ブログに残すことにしました。テニス日記は本当にプライベートな内容ですので、読んでいただかなくてかまいません。(笑)

さて、今日は、久しぶり、おそらく20年近くぶりに、シングルスの試合に参加してきました。いわゆる、草大会(中級)です。

久しぶりのハードコート、ノーアドバンテージなど、慣れないことが多かったのですが、楽しかったです。戦績は、1勝2敗でしたが…。
8名で、A/Bに4名ずつ分かれて、まず1試合を行います。A/Bの中で、勝った者同士、負けた者同士で2回目を行い、1位から4位までを決めます。A/Bの1位同士、2位同士…4位同士で、3回目を行います。これにより、1位から8位までが決定します。

で、私ですが、最初の2回負けて、最後に、最下位決定戦で勝ったので、7位でした。スコアも、3-6、5-6、6-0と、相手の実力に合わせてスコアが変わっているので、自分の実力がそのまま出たという感じです。同じ1勝2敗と言っても、最初に1勝してから2敗の場合には4位(負け、勝ち、負けの場合は6位)になりますので、私の1勝2敗は最も価値の低い1勝ということになります(笑)。でも、3敗したら最下位です。なんとか最下位を免れてよかったです。

技術的には反省すべき点がいろいろあるのですが、①何よりもサーブが不安定では試合にならない、②フォアハンドではラケット面を絶対に90°よりも上に向けてはならない、という原則が重要であることを再確認しました。まずはそこから、です。