朝テニスです。1試合目は6‐2、2試合目は変則試合でしたが5ゲーム先取で5‐3でした。珍しく、2連勝でした。
小金井(クレー) 6‐2, 5-3
これで、変則的な試合を含めて、オフ通算成績は9勝10敗になりました。
今日は新しく学んだことがあまりない(勝ちから学ぶことは少ない典型例?)のですが、改めて、テニス(グランドストローク)については、受け身にならないこと、ボールを打ちたいところに打つ心構えという基本が大切だと認識しました。
「ミスをしない方が勝つ」のがテニスと言いますが、これは、正しい表現ではないと思います。「ミスをした方が負ける」のがテニスなのです。
「ミスをしない方が勝つ」「ミスをした方が負ける」の2つは、似ているようで異なります。
ミスをしない方が勝つと思ってプレーすると、ミスをしないことが最優先になります。おそらく、弱いボールを恐る恐るポーンと相手のコートに返す打ち方になるでしょう。これでは、テニスになりません。
テニスは、相手の打ったボールを、自分がイメージする場所に、イメージする強さで、イメージする球筋で打つ競技です。それができないなら、つまり、ミスをしないことを、イメージ通りにボールを運ぶことよりも優先するのであれば、いったい何のためにテニスをするのでしょうか?
テニスは、自分がイメージするようにボールをヒットする競技です。それが前提です。しかし、イメージしたように打てない場合には、それが、つまりミスになります。「ミスをした方が負ける」というのは、そういうことです。イメージ通りのボールを打つことができればできるほど、ミスは少ないということになります。
もう一つ、面白いことがあります。ミスをしないためには、ミスを恐れずにミスするということです。自分のイメージ通りのボールを打つためのミスは許されると言ってもよいでしょう。ミスを恐れるために自分のイメージ通りのボールを打つことを恐れたのでは、それは本末転倒です。
特に、ゲームの最初が肝心です。、自分のイメージ通りのボールを打つために、ある程度のミスは覚悟せねばなりません。ここで、ミスを恐れて、ミスをしないことをイメージ通りのボールを打つことよりも優先した時には、試合のコントロールをすでに失ったと言ってもよいでしょう。いや、その試合をする意義を失ったと言ってもよいと思ます。少なくとも、それは、メシールのテニスではありません。
猫にテニスボールを転がしてあげると、おそらく、姿勢を低くしてボールに飛びつくでしょう。ボールが来るのを待ったりはしません。それが、自分のイメージのボールを打つために必要な姿勢です。飛んできたボールに飛びついて、自分の打ちたいところに打ちたくてしょうがないという気持ちが大切です。
ビッグキャットと呼ばれたメシールのテニスは、来たボールに喜々として飛びついて行くテニスです。その気持ちを忘れてはなりません。
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